学会
2021年度の実績
日本看護学会(日本看護協会主催学会・学術集会)参加者:30名
学会名 | 参加人数 | 学会名 | 参加人数 |
---|---|---|---|
日本看護診断学会 | 1 | 日本小児がん看護学会 | 2 |
日本看護学会 | 8 | 日本看護科学学会 | 4 |
日本手術看護学会 | 2 | 日本がん看護学会 | 9 |
日本看護管理学会 | 2 | 日本助産学会 | 2 |
自主研究の学会発表とテーマ
下記の表は左右にスクロールできます
学会名 | テーマ |
---|---|
第40回東京母性衛生学会学術集会 | アドバンス助産師による産後2週間健診 |
第103回日本消化器内視鏡学会総会 | 当院における内視鏡検査・周術期管理標準化への取り組み ―タイムアウト導入から4年経過して― |
第37回日本環境感染学会総会・学術集会 | WHO手指衛生多角的戦略に基づいた手指衛生改善のための取り組みの効果 |
手指衛生ができていない病棟の改善への取り組み ―ICNによる直接手指衛生観察とフィードバック― |
|
当院のCOVID-19感染対策 ―標準予防策に基づいた必要十分な個人防護具の使用― |
|
第67回日本透析医学会学術集会・総会 | 血液透析見合わせを希望した事例を通して、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の実践を考える |
第9回日本CNS看護学会 | 多職種チームによる高齢者意思決定支援の実装と定着に向けた実践プロセス |
第55回日本整形外科学会 骨・軟部腫瘍学術集会 |
学童期の子どもを持つ骨軟部腫瘍の親患者を支える ~子どもに病気と治療を伝えていく~ |
第23回子どもの療養環境研究会 | 現代の子どもの生きていく力を養うために ~がんの親を持つ子どもにとって必要な環境から考える~ |
第21回日本遺伝看護学会学術大会 | 心不全を合併するミトコンドリア病患者に対するセルフマネジメントへの支援 |
第20回日本生殖看護学会学術集会 | 男性不妊症患者の心理に関する文献レビュー |
第27回日本糖尿病教育・看護学会学術集会 | パーソナルCGM搭載インスリンポンプ療法(SAP)から インスリン頻回注射療法(MDI)に切り替えた1型糖尿病患者への支援 |
糖尿病合併症が進行した1型糖尿病患者の退院支援 ~Sensor Augmented Pump(SAP)療法再開に向けた支援を振り返って~ |
|
第60回日本癌治療学会学術集会 | Supporting a patient with school-age children -Talking to children regarding pareall illness before/afer resection of osteosarcoma. |
第26回日本心不全学会学術集会 | アドバンス・ケア・プランニングに対する心不全患者の視点; Annual Reviewの結果を踏まえて |
第29回小児集中治療ワークショップ | 小児ICUにおける新たな末梢静脈内留置針固定法の提案 |
第53回日本看護学会学術集会 | 特定機能病院の転退院/療養支援チーム内の役割検討と拡大への取り組み ―患者ができるだけ速やかに暮らしに戻ることを支援する― |
第36回日本エイズ学会学術集会・総会 | コロナ禍のメンタルヘルス支援~当院の取り組み~ |
HIV感染症患者のメンタルヘルスを考える看護職と心理職の協働シンポジウムを開催して ~シンポジウムのアンケート結果から~ |
|
第37回日本がん看護学会学術集会 | セルペルカチニブによる口腔乾燥・味覚障害の緩和に向けた事例報告 ―RET融合遺伝子陽性非小細胞肺癌の患者に対して― |
術後補助化学療法後の妊娠許可時期の検討と妊娠に対する意思決定支援 ―肺がん患者の1例― |
|
がん患者の治療と仕事の両立に向けた就労支援の内容検討 |
日本整形外科学会
骨・軟部腫瘍学術集会
AYA世代である骨軟部腫瘍の父親を支える看護
親が病気の際に、家族である子どもは大きな不安やストレスを抱えながらも、最もケアが見落とされがちな存在の1つです。私は、2人の学童期(長男小6、次男小1)の子どもをもつAYA世代の骨軟部腫瘍の父親を支える看護を経験しました。社会的役割を多く担い、特に小さな子どもを持つ親世代が、片腿の付け根から切断する骨盤半裁というこれまでの生活や価値観を一変させる経験を乗り越えていくには、早期から家族全体を包括的にケアしていく必要があります。親の危機的状況を感じた子どもは、不登校や円形脱毛症を発症しました。子どもに適切な言葉とタイミングで状況を伝え、親の闘病に参加してもらうことで、子どもなりの危機的状況を乗り越える力を引き出せたことが、患者さんの親としての役割葛藤を支え、闘病意欲につながったと考えます。患者さん、ご家族の今後の生き方まで医療者が共に具体的に考えるプロセスを辿ることは、新たな生き方や価値観の獲得につなげる医療の大きな役割の1つだと考えます。