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慶應看護の特徴FEATURES

外来看護・看護相談

慶應義塾大学病院の外来は、一日約3,000人(2023年度)の患者さんが来院します。私たちは常に、患者さん・ご家族との会話を大切に、目標を共有しながら、地域や病棟看護師とも連携して治療・療養上のニーズに適切な時期に必要な看護が提供できるように尽力しています。
患者さんの療養生活の場は病院から在宅へと向かっており、地域包括ケアシステムの構築が求められています。患者さんの生活の質を高めるために外来・病棟という枠を超えて、生活指導や療養環境調整、意思決定への支援などの看護相談を行っています。

看護相談では、入院や手術前の不安に対して、安心して確実に治療が受けられるように入院や手術準備のオリエンテーションや自宅での処置の方法、日常生活上の工夫など様々なご相談に各診療科の外来看護師が対応しています。より専門的な知識や技術が必要になる在宅ケアの場合には、看護専門領域の看護師と協働して看護ケアの方法を考え指導していきます。

外来部門は、新しく内科外科クラスターとして診療科の垣根を越え、患者さん中心の看護を提供できる体制となりました。物理的構造も変化し、これまで以上に認定・専門看護師や多職種との連携を強化しチーム医療を提供していきます。

2階内科外科クラスター

Yさん

近年、治療の選択肢が増え、在宅での治療も増えています。クラスター外来では、各診療科の担当看護師、病棟や専門領域、地域スタッフと連携をとりながら、患者さんの入退院、外来通院中の療養が最小限の不安で安全に過ごせるように、切れ目のない看護を提供しています。患者さん一人ひとりの思いや価値観に丁寧に向き合いながらACP(アドバンス・ケア・プランニング)を実施し、治療の意思決定やその後の療養を支援しています。

腫瘍センター・免疫統括医療センター

Fさん

当センターでは、がん医療を提供する腫瘍センターと、免疫疾患に対する生物製剤治療を提供する免疫統括医療センターが同じフロアで診療・治療を行っています。これらの治療を安全に行うために治療環境を整備し、また患者さんを中心として多職種・多部門が連携してチーム医療を実践しています。社会生活を送りながら治療を継続されている方も多く、看護師は副作用など日常生活での困りごとにも対応しています。