慶應義塾大学病院 看護部

12月24日（火）に「子どものからだの成長」をテーマに、講師として慶應義塾大学病院小児科学教授鳴海覚志先生と小児科学助教でアレルギー専門外来を担当されている冠城祥子先生お招きし講演をいただきました。今回のキッズカフェは講演＆座談会形式で先生方の講義の後に子育て中のスタッフを４名と座談会の時間を設けました。

冠城先生からは、アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・気管支喘息・アレルギー性鼻炎のリスク因子や予防法、診断と治療法について、また最近のトピックスとして食物蛋白誘発胃腸炎についてお話をいただきました。鳴海先生からは子どもの成長として、身長の遺伝や成長パターン（成長曲線）をみていくことの重要性、思春期の個人差、幼児肥満の生活習慣指導などをお話いただきました。 その後の座談会では、母が働くことによる子どもの心身の成長への影響や子どもの運動や睡眠について気を付けることなどが話題となり、先生方はご自身の子育ての経験なども交えながら、リラックスした雰囲気で参加者と意見交換をする場となりました。 先生方からのメッセージとして、子育てで大切なこととして「よく見る（見守る）・よく聞く・個人として尊重する（子ども扱いしない）」こと、これは看護師の仕事にも通ずるものがあるのではないかということや、「親子の愛情は時間ではなく深さである」という言葉がとても印象的でした。 今回もランチョンセミナー形式での開催とし、グリーンハウス管理栄養士監修の、「からだ喜ぶ、なんかいいな弁当」を食べながらお話を伺いました。休憩時間に美味しいお弁当を食べながら話を聞けて有意義な時間だった、と参加者からも好評でした。