フィジカルアセスメント研修Ⅰ終了
フィジカルアセスメント研修Ⅰ終了のお知らせ
【概要】
9月5日6日に平成29年度新採用者を対象にフィジカルアセスメント研修Iが開催されました。
フィジカルアセスメントとは、問診、視診、聴診、打診、触診などのフィジカルイグザミネーションを用いて患者さんの情報を集め、分析し、患者さんにあったケアを考察することをいいます。フィジカルアセスメント研修では、患者さんを看護の視点で観察し、看護問題を捉え、看護過程を実践する力を伸ばしていくことを目的とし、ⅠからⅢまでの段階的な研修プログラムが組まれています。
フィジカルアセスメント研修Ⅰの目標は
①各領域のフィジカルアセスメントに必要な知識が分かり、実践できる
②正しいフィジカルイグザミネーションの方法がわかり実践できる
の2点でした。
【研修の様子】
研修は、循環器系、呼吸器系、脳神経系、消化器系、筋骨格系の5つの領域で構成されており、各領域は、講義、指導者によるデモンストレーション、演習という流れで進みました。講師及び指導者には、慢性心不全看護認定看護師、集中ケア認定看護師、臨床指導ナースを迎え、演習では、問診からのフィジカルイグザミネーションやシミュレーターを活用した副雑音の聴取や瞳孔の異常所見の確認を行い、実践に即した指導を受けることができました。
研修後には、研修者から「今まで呼吸音の聴取に自信がなかったが、研修に参加し解剖生理を意識した聴取部位がわかり、自信がもてるようになった」「問診に必要な項目がわかり、情報収集に自信がついたので、病棟でも活かしたい。」「今回の研修により、正しく患者さんの全身状態を観察することで、変化をいち早く把握できることの自信になった」といった声があり、当研修で学んだ知識や技術を臨床実践に活かしていける自信を得ていました。
今後は自主トレーニングや日々の実践の中で確実な技術を身につけ、11月にはフィジカルイグザミネーションを活用して得られた患者さんの情報を分析する、いわゆるアセスメントを学ぶフィジカルアセスメント研修Ⅱへと繋げていきます。