看護部からのお知らせ INFORMATION

2018年度フィジカルアセスメント研修Ⅱ終わりました

 11月20日・21日に2018年度新採用者を対象にフィジカルアセスメント研修Ⅱが行われました。 フィジカルアセスメント研修Ⅱでは、模擬患者さんに対するシミュレーション演習を行い、より臨床実践に即した状況で、臨床指導ナースの指導の下、正常・異常の判断やアセスメントを行いました。また、事前課題として配布した事例を元にフィジカルグザミネーションのスキルテストを行いました。今回の研修は、研修者にとって、知識、技術、そして専門職業人としての態度を見直す良い機会となりました。

 

【研修目的】

1.各領域の知識を活用し、正しいフィジカルイグザミネーションが実施できる。

2.フィジカルイグザミネーションを実施し、得られた結果の正常・異常が判断できる。

 

【研修の様子】  

 オリエンテーションでは、異常呼吸音の聴診テストを行い、フィジカルアセスメント研修Ⅰを経て、自身の上達した部分を確認しました。副雑音の種類によってケアが異なることを再確認できたようです。

 模擬患者さんに対するシミュレーション演習は、3~4人1グループです。まずグループで作戦会議を行ってから一人ずつシミュレーション演習を行います。グループで協力して事例患者さんのフィジカルアセスメントを完成させました。シミュレーターとは違い、実際の患者さん同様に模擬患者さんから色々な反応をいただき、少し緊張しながらも真剣に取り組む研修者の様子がみられました。また、演習の場面をビデオ撮影し、動画を見ながら皆で行った看護を振り返り考えました。臨床指導ナースのデモンストレーションでは、患者さんへの配慮や正しいフィジカルイグザミネーションの一連の流れを見て学び、自分達と先輩の手技の違いは何かなど視野を広げて考えることが出来たようです。

 フィジカルイグザミネーションのテストでは、研修者同士で看護師役・患者役を決め、事前課題で配布した脳神経系、消化器系、呼吸・循環器系の各事例についてお互いにフィジカルイグザミネーションのスキルを評価しました。呼吸・循環器系の事例では、異常呼吸音はシミュレーターを使用し学習を深めました。

 研修者からは「自分の看護を客観的にみることができ、修正すべき点が分かった」「自分の患者さんとの関わりを患者さん側の視点から見つめ直す機会となった」「フィジカルアセスメントを行う上での一連の流れを復習でき、手技の確認になった」「部署では経験しない領域を事例で学び、実際にフィジカルイグザミネーションを行うことで、今までより幅広い知識と経験を得ることができた」という声が聞かれました。    

 

  • 作戦会議の様子
    作戦会議の様子
  • ビデオフィードバックでの振り返り
    ビデオフィードバックでの振り返り
  • 臨床指導ナースのデモンストレーション
    臨床指導ナースのデモンストレーション
  • スキルテスト
    スキルテスト