フィジカアセスメント研修Ⅲが終わりました
【概要】
2019年4月16日・17日に「テルモメディカルプラネックス」にてフィジカルアセスメント研修Ⅲが開催されました。フィジカルアセスメント研修は、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3部構成となっており、就職後から段階的に学習ができます。フィジカルアセスメント研修Ⅲにおいては最終段階として、フィジカルアセスメント研修Ⅰ・Ⅱで習得したフィジカルイグザミネーションの技術やアセスメントと、これまで積み重ねてきた臨床での経験を活用し、統合的なフィジカルアセスメント行い看護援助や記録につなげていきます。
【目標】
1. 統合的にフィジカルアセスメントができる。
2. フィジカルアセスメントの結果から、患者の看護援助を見出すことができる。
3. 患者に安全な静脈注射の技術が提供できるようスキルの確認ができる。
【研修の様子】
研修はフィジカルアセスメント演習、記録演習、静脈注射演習の3つで構成されています。
フィジカルアセスメント研修は、研修者3~4名のグループに分かれ一人ずつ模擬患者さんを対象に臨場感のある環境下で行いました。その様子はビデオ撮影し、自己の行動を客観的に振り返り、指導者も交えて支援の方向性についてディスカッションをしました。また、急性・重症患者看護専門看護師によるデモンストレーションを見学し、自分たちと先輩看護師の手技の違いは何かなど視野を広げて考えました。
記録演習は、フィジカルアセスメント演習の結果から関連図を用いて患者の問題状況を整理し、SOAP記録を記載しケアプランを作成、発表しました。研修者からは、「一つの症状に対して多角的な視点を持って情報収集することで正常・異常の判断がつくことを改めて学んだ」「ビデオで自身の行動を客観的にみることで自分の傾向や課題を知ることができた」「患者の全体像を捉えた上で必要な看護ケアについて考える練習ができた」という声があり、患者を統合的に見る視点や自身の態度について等、学びを深めることができたようでした。
静脈注射演習は、2名1組になり物品の準備から実施までをシミュレーターを用いて模擬テストし、安全に行えるか相互評価を行いました。研修者からは、「できた」「ばっちり」との声も聞かれ、自信に繋がった様子でした。
研修で学んだ知識、明確になった自己の課題を持ち帰り、病棟実践に活かしていって欲しいと思います。