看護部からのお知らせ INFORMATION

基礎看護技術研修が終わりました

【概要】

 2019年418日・19日に、新人看護師を対象とした基礎看護技術研修が開催されました。基礎看護技術研修では、患者の安全・安楽のために臨床で活用する機会の多い技術や侵襲度の高い技術について原理・原則を学習し、技術演習を行います。

新人看護師は事前に配布された映像教材とチェックリストを用いて、手順やポイントを予習してから研修に臨みました。研修当日は実際の医療機器・資材に触れ、モデルを使用しシミュレーションを行いました。5月には、「できる」を確認する場として、自主的に繰り返しトレーニングを行う環境も整えています。

 

【目標】

 患者の安全・安楽のための基礎看護技術を習得できる

 

【研修の様子】

 研修で習得を目指す看護技術は、「尿道留置カテーテルの管理」「吸引」「酸素療法」「PCAポンプ」「輸液ポンプと微量輸液ポンプ」「トランスファー」の6つです。各看護技術について集中ケア認定看護師やがん性疼痛看護認定看護師、臨床工学技師、理学療法士らによる講義を聴き、3名1グループに分かれて演習を行いました。

 研修者からは、「事前の物品準備を含めた一連の流れや、清潔と不潔を意識した動作を理解できた」「実施前後の観察や患者への配慮の大切さを学んだ」「患者役を体験し、不快感や安楽な体勢がわかった」「手技を復習し確実に行えるようになりたい」等の声がありました。

 患者の急変時に必要となる知識・技術であり、新人看護師も夜勤等で対応できることが求められます。5月に開催するトレーニングの機会を活用して、更なるスキルアップを目指してもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

  • 臨床指導ナースによる導尿シミュレーターを用いた尿道留置カテーテル挿入のデモンストレーション
    臨床指導ナースによる導尿シミュレーターを用いた尿道留置カテーテル挿入のデモンストレーション
  • 集中ケア認定看護師による気管吸引のデモンストレーション
    集中ケア認定看護師による気管吸引のデモンストレーション
  • 教育担当看護師による酸素療法の講義
    教育担当看護師による酸素療法の講義
  • PCAポンプの安全管理のために基本操作を確認
    PCAポンプの安全管理のために基本操作を確認
  • 微量輸液ポンプの安全な操作やアラーム時の対処方法を確認
    微量輸液ポンプの安全な操作やアラーム時の対処方法を確認
  • 理学療法士の指導のもと車椅子移乗時の患者役・看護師役・評価者を体験
    理学療法士の指導のもと車椅子移乗時の患者役・看護師役・評価者を体験