2019年度 リーダー研修が始まりました
6月から2019年度リーダー研修が始まりました。今年度の研修者は25名です。
リーダー研修では、発達レベルⅡの看護師が看護の質の向上のために、リーダーシップ能力の開発を通して看護師としての自律を目指します。
【研修の目的】
慶應義塾大学病院の看護の質の向上のために、リーダーシップ能力の開発を通して、看護師としての自律を目指す。
【研修の目標】
1.組織人・専門職として行動できる。
1)慶應義塾の組織と理念を理解している。
2)慶應義塾大学病院看護部の組織と理念を理解している。
3)組織人として理念をふまえた行動ができる。
4)看護師として倫理観に基づいた行動ができる。
5)キャリア開発に必要な自己の課題が明確にできる。
2.自己を認識でき、円滑な人間関係を保つことができる。
1)自己を客観的に振り返り、自己の認識を深めることができる。
2)人間関係論を理解し、円滑な人間関係を調整、保つことができる。
3)看護の場におけるプレゼンテーションが効果的にできる。
3.全体の状況を把握し、問題解決ができる。
1)病棟の現状を客観的に把握している。
2)問題解決過程を理解し、実践ができる。
4.チームメンバーの意欲を高め、目的達成のための支援ができる。
1)チームメンバーの看護観、行動特性、力量を理解し、関わることができる。
2)チームメンバーと信頼関係を持ち、協働意欲を高めることができる。
3)目標達成のための指示、支援ができる。
5.指導的役割を果たすことができる。
1)チームメンバーの育成ができる。
2)看護の質の向上を図ることができる。
【研修者の様子】
リーダー研修は約8ヶ月にわたる研修です。第1~5段階で構成されています。
2019年6月20日には、第1段階のオリエンテーションが開催されました。ここでは自己の課題を明確にし、リーダーシップに必要なコミュニケーションについて学習します。研修者は、グループに分かれ「私の強みと課題」をテーマに1分間のスピーチを行いました。研修初回であり緊張感もある中でしたが、練習して臨み活き活きとスピーチされる研修者も多くみられました。研修者は互いのスピーチを聞き、課題が明確となっているかや、わかりやすい話し方であったかについて意見を交換しました。さっそく学習したプレゼンテーション技法を活用し、伝える・聞くトレーニングができました。
第2段階では、看護とは何かを考え自己の看護観を表現します。また、所属部署の現状とあるべき姿から課題を考えていきます。