看護部からのお知らせ INFORMATION

看護過程とフィジカルアセスメントⅠ研修が開催されました

【研修の概要】
2019年7月23・24日に、2019年度新採用者を対象に看護過程とフィジカルアセスメントⅠ研修が開催されました。看護過程の各段階とそのポイントについて学び、脳神経系、筋・骨格系、消化器系、呼吸器系、循環器系の各領域について講義、演習を行ないました。研修者は、問診のスキルや正しいフィジカルイグザミネーションの実践での活用方法を学び、自信につながりました。

  • 全体講義の様子  
    全体講義の様子  
  • 循環器系は慢性心不全看護認定看護師による講義とデモンストレーション
    循環器系は慢性心不全看護認定看護師による講義とデモンストレーション

【研修の目標】
1.看護過程の概念・プロセスについて、実践と結び付けて理解できる
2.各領域のフィジカルアセスメントに必要な知識が分かり、実践できる
3.正しいフィジカルイグザミネ-ションの方法が分かり、実践できる

【研修内容と当日の様子】
今年度から本研修は大幅に内容を改訂し看護過程研修とフィジカルアセスメント研修を統合して思考と実践を一緒に学べるようにしました。また、例年10月にフィジカルアセスメントの研修を行っていましたが、「もっと早い時期にフィジカルイグザミネーションの技術を学びたい」という研修者の現場のニーズに沿うように、今年度は7月に開催としました。
看護過程の講義では、看護過程の各段階について学び、情報収集の段階における問診の7つのポイントについて学習しました。研修者はエキスパートナースの問診のデモンストレーションを見たのちに演習を行い、患者さんへの配慮を含めた問診のスキルを学びました。フィジカルアセスメントの講義は、事前課題として配布した資料に沿って行なわれ、研修者は自己学習を振り返りながら講義に臨みました。その後、臨床指導ナースが行うデモンストレーションで、正しいフィジカルイグザミネーションの一連の流れを見て学びました。演習では研修者同士で患者役・看護師役を交替し、看護過程の講義演習で学んだ問診のスキルを活用しながら各領域のフィジカルイグザミネーションを行いました。

【研修者からの声】
研修者からは「看護過程の各段階とそのポイントが理解できた」「問診の際に、ただ聞くのではなく患者の気持ちに寄り添い、訴えを受け止める姿勢を持ちながら情報収集をすることを学んだ」「フィジカルイグザミネーションの手技・緊急性の判断について学ぶことが出来た」という声が聞かれました。7月に研修を開催したことで、「学びを実践に活かしやすい」という声も聞かれました。事前課題の資料・動画は、先輩看護師が厳選して作成したアセスメントに役立つ指標や方法のポイント集となっており、「わかりやすく、現場でも使いやすい」と研修者にも好評でした。