2020年度 救急時の看護研修 ~慶應BLSプロバイダーコース~
【研修の概要】
2020年6月1・4・5・8・10・11日に2020年度新採用者を対象に救急時の看護研修(慶應BLSプロバイダーコース)が行われました。急性期病院の看護師として、救命の連鎖を繋げることができる事を目的とし、BLS技術の要点、正しい胸骨圧迫、バッグバルブマスクの使用方法、AEDの使い方、BLSの流れを実践し、急変時における看護師の役割について考えました。
【研修の目標】
1.BLSを実践できる
2.急変時の看護師の役割と行動を理解することができる
【研修内容と当日の様子】
研修は、演習と講義で構成されています。救急科医師や救急看護認定看護師、ICLSインストラクターなどが指導者として参加しました。
始めに演習では、インストラクターがBLSのデモンストレーションを行った後、正しい胸骨圧迫の実践、胸骨圧迫のポイント、バッグバルブマスクの一人法や二人法の手技を確認しました。また、病棟で心肺停止の患者を発見した場合の、胸骨圧迫までの流れやAEDの使用のシミュレーションを行いました。研修者同士、声を掛け合いながら、胸骨圧迫やバッグバルブマスクの交代を含めた実践を行っていきました。
講義では、COVID-19が陽性もしくは疑われる場合の対応や、演習で学んだことを元に事例を使って急変時の行動について考え、学びを深めました。
【研修者からの声】
「いつ急変がおきても対応できるよう何度も繰り返し復習したい」「看護師は患者さんとの関りが多いため、変化に気付けるようにしていきたい」「周囲の人と声を掛け合って有効な胸骨圧迫をしていきたい」といった声がありました。BLSの手技の習得はもちろん、看護師としての役割を考える機会にもなり、自己の課題も明確になったようです。