2020年度 リーダー研修が始まりました
6月から2020年度リーダー研修が始まりました。今年度の研修者は22名です。
リーダー研修は1979年からはじまり、今年で42回目となります。慶應病院看護部では様々な研修を行っていますが、その中でも核となる研修の一つです。リーダー研修では、発達レベルⅡの看護師が看護の質の向上のために、リーダーシップ能力の開発を通して看護師としての自律を目指します。
【研修目標】
1.組織人・専門職として行動できる。
2.自己を認識でき、円滑な人間関係を保つことができる。
3.全体の状況を把握し、問題解決ができる。
4.チームメンバーの意欲を高め、目的達成のための支援ができる。
5.指導的役割を果たすことができる。
【研修内容】
リーダー研修は、6月から翌年3月までの研修です。第1~5段階で構成されています。
2020年6月15日に、第1段階のオリエンテーションが開催されました。まずは、医療情勢の変化や病院、看護部の動きについてディスカッションを行い、組織人として専門職としての行動について考えました。つぎに、自己の強みと課題を明確にし、リーダーシップに必要なコミュニケーションについて学習しました。研修者はグループに分かれ「私の強みと課題」をテーマに1分間のスピーチを行いました。研修者は緊張しながらも、自身の目標を活き活きと述べていました。またスピーチのあと、伝わるプレゼンテーションであったかお互いにフィードバックを行い学びを深めました。
【研修者の声】
「自己の課題に向き合いながら、周囲を巻き込んだ問題解決ができるようになりたい」「自分の考えを相手にわかりやすく伝えられるようにコミュニケーション能力を向上させたい」「研修を通してよりよい看護が提供できるようになりたい」といった声がありました。講義やディスカッションを通して、リーダー看護師として次の課題が明確になったようです。
第2段階からは、看護観や看護倫理、看護の責務についてグループワークを中心に学習していきます。