看護部からのお知らせ INFORMATION

2020年度 プリセプター研修が終わりました

2021年2月に行われた第4回のプリセプター研修をもって、2020年度のプリセプター研修が終了しました。今回は第3回の研修とともに報告します

【研修目標】
第3回:新人看護師の成長に合わせた指導の時期や方法について理解できる
第4回:自己の教育スキルや指導者としての成長を総合的に評価できる

【研修内容と研修者の様子】
<第3回>
 新人看護師の成長に合わせた指導の時期や方法について理解するために、リエゾン精神看護専門看護師を迎え、事例を用いてロールプレイを行いました。教える指導から思考を促す指導への転換について学びました。
 ロールプレイをすることで、「質問・承認・聞くスキルをもっとブラッシュアップしていきたいと感じた」「新人さんの心情をよく理解して考えを引き出せるよう、コーチングスキルを活用した関わりを意識していきたい」など、これまでの指導からの転換を意識した声が多く聞かれました。
 指導のスキル向上、転換が求められる時期である一方で、入職より半年経過し、部署の繁忙度と相まって、新人看護師・指導者共に大変さを感じる時期でもありました。お互いの苦労を共有し、体験を語りながら自分1人だけではないことがわかり、元気が出た、また頑張れそうなど今後に向けた前向きな発言も多く聞かれていました。

<第4回>
 1年前に掲げていた目指す姿をもとに、自己の成長を振り返るディスカッションをグループで行いました。今年度は新人看護師の部署配属が1ヵ月ほど遅くなりましたが、個々に成長を遂げていることが確認でき、指導を通じてプリセプターも成長している自分に気づいていました。
 最後に、次年度のプリセプターに向けて、自分たちの経験をもとに励ましと心あたたまるたくさんの言葉がつまったメッセージ集を作成しました。
 第1~4回の研修を通して、「チームの先輩から新人看護師ができるようになったことを伝えられると、自分のことのようにうれしかった」「やりがいを感じた」「指導に自信がなく悩むときもあったが、親身に相談にのってくれる先輩がいて、助けられた。自分から相談する大切さを感じた」など、大変さもありながら、新人看護師の成長のみならず自己の成長を実感していく機会となったことが伝わってきます。多くの研修者が、研修は自己の指導を振り返る機会となり、新人看護師の指導をしていく上で役立ったと感じていました。

 2020年度はCOVID-19の影響により、プリセプター研修も複数回に分け3密回避等、感染予防に細心の注意を払いながらの実施となりました。距離をとりながらも例年と同様に真剣な意見交換がされていました。研修や指導を通して、飛躍的に成長したプリセプターたちは次年度もさらに活躍していきます。