2021年度臨床指導ナース育成研修が始まりました
臨床指導ナース育成研修は、教育力の高い看護師を育成する研修です。5月から2021年度の研修がスタートしました。今年度の研修者は3名です。
【研修の概要】
臨床指導ナース育成研修は、集合教育・OJTにおいてその能力を発揮してチームとしての看護の質の保証につなげること、ジェネラリスト・ナースとして成長した看護師が組織の中で活き活きと活躍できることを目的としています。
約11か月にわたる研修です。前半では、本学看護医療学部の教員を中心とした講師から、臨床指導に必要とされる基礎知識・技術・態度を学習します。科目は、看護研修・看護理論、看護倫理、看護学教育、ケアリングやメンタルヘルスといった内容です。どの内容も、講義と演習が組み合わせてあり、研修者が主体的に参加し、考えながら学べるプログラムとなっています。
【研修者の様子】
5月からオリエンテーション、学部の講師陣をはじめとする講義・演習が始まりました。研修者は自己の強みと課題を明確にし、研修に非常に意欲的に取り組んでいます。臨床実践を積み重ねる中で培った個々の経験を、専門的な講義を受けることで改めて振り返り、再構築するというプロセスを、毎回丁寧に踏んでいます。この1人1人の経験を意味づけていくプロセス、仲間からのフィードバックが新たな自己の発見や承認へとつながり、研修者はこの思いを“目から鱗”と表現していました。11か月の研修を通して、切磋琢磨しながら共に学び、成長し合えることを看護部も支えていきます。