退院支援研修(実践編)を行いました
2021年9月27・29日に、退院支援研修(実践編)を行いました。この研修は、当院認定の退院調整看護師による講義と演習を通して、退院支援においてリーダーシップを発揮できる看護師の育成を目指し、各部署でリーダー役割を担う看護師が受講しました。退院支援において看護師は、患者がどうありたいか、どのような生き方を望んでいるかを大切にしながら、課題と目標を共有し、安心して療養生活を送れるように支援する役割があります。研修では、受講者が模擬事例を用いてグループワークを行い、退院支援のプロセスに沿ってどのようにリーダーシップを発揮したら良いか考えました。
【研修目標】
1.当院の退院支援のしくみを理解できる
2.退院支援マップに沿った、退院支援のプロセスを理解し、リーダーシップを発揮するポイントがわかる
3.事例をもとに退院支援のアセスメントを行い、退院支援目標や退院支援計画を立案することができる
【研修内容】
研修前の準備としてe-ラーニングを活用して、退院支援と退院調整に関する基礎知識、当院の退院支援のしくみ、退院支援のプロセスについて復習しました。
研修当日は3、4人のグループに分かれて、模擬事例から患者・家族の退院後の生活に関する思いが何かを考え、自宅退院に向けて介護上・医療上の問題を整理し、退院目標、計画を立案しました。
参加した看護師からは、「入院早期から、入院前の患者の情報収集や、今後どう生活していきたいかについて患者と家族の意思を確認することが大切だと学んだ」「看護師の役割として、患者の望む生活を実現させるために、他職種と連携を図り、協働して退院調整を行うことが大事であることを学んだ」という意見が聞かれました。研修での学びは、部署でもメンバーと共有し、日々の看護実践に活かしていく予定です。