看護部からのお知らせ INFORMATION

2021年度リーダー研修が終了しました

 2021年3月にリーダー研修が終了しました。今年度の研修者は35名です。
 リーダー研修は、第1~5段階で構成されています。「ディスカッション・プレゼンテーション」「問題解決過程」の二本の軸をもとに、各段階で自己の考えをレポートにまとめながら次の段階へ進みます。

【研修期間】
 2021年5月~2022年3月の11ヶ月間

 

【研修目標】
1.組織人・専門職として行動できる。
2.自己を認識でき、円滑な人間関係を保つことができる。
3.全体の状況を把握し、問題解決ができる。
4.チームメンバーの意欲を高め、目的達成のための支援ができる。
5.指導的役割を果たすことができる。

 

【研修内容】
第1段階
 研修者全員揃ってのオリエンテーションのあと、共に研修を受けるメンバー同士で自己紹介を行いました。「私の強みと課題」についてグループで共有し、研修がスタートしました。

 

第2段階
 「職場の現状点検シート」を使って、自部署で起きている事象について事実を整理・分析をしました。シートをもとにグループディスカッションを行い、今まで明らかになっていなかった部署の問題状況が見えてきました。また、「自分の看護に影響を及ぼした事例を通して考えたこと」についてグループディスカッションを行い、看護とは何か考えを深めました。

 

第3段階
 第3段階では4回のグループワークを行いました。看護倫理について事例検討を行いグループごとにプレゼンテーションをしました。また、医療情勢や診療報酬・特定機能病院の役割、看護の質保証と責務などについてディスカッションを行い、自己の看護を多角的に振り返りました。グループワークと並行して、日本の医療情勢から自部署を俯瞰して、解決すべき問題の絞り込みから計画立案まで行いました。

 

第4段階
 立案した実践計画に基づき、第1~第3段階までの学習を活かし、2ヶ月間それぞれの部署で問題解決に取り組みました。

 

第5段階
 これまでの取り組みの成果を、まとめの会として実践の報告を行ないました。具体的な実践内容が伝わるよう、発表方法にも工夫を凝らしました。発表終了後に、看護部長より一人ひとりに修了証書が手渡されました。

【研修者の様子】
 第1段階では緊張した様子の研修者が多くいましたが、研修の後半になると難しい議題にも自分の考えをしっかりと述べることができていました。まとめの会では、チームを巻き込み問題解決をしてきた成果を自信を持って発表していました。研修者からは「メンバーが当事者意識を持って問題解決にできるようリーダーシップを発揮することが大切と学んだ」「メンバーの意見を引き出すことで、自分の視野が広がり問題解決に導くことができた」「チームメンバーとコミュニケーションを図り、患者さんに質の高い看護を提供したい」と言った声が聞かれました。リーダー研修での学びを活かし、また次のステップを目指していきます。