2022年度 第1回PCAポンプ研修を開催しました
【研修の概要】
新採用者を対象にPCA(Patient-Controlled-Analgesia)ポンプ研修を行いました。研修では、がん性疼痛看護認定看護師からPCAポンプを使用する患者さんへの看護を学び、その後、PCAポンプの操作について医用工学技士によるデモンストレーションと説明を受けながら、実際に院内で使用している機器に触れながら学びます。
【研修の目標】
1. PCAポンプの安全な使用方法を理解できる
2. PCAポンプ使用にあたっての看護を理解できる
【研修内容】
がん性疼痛看護認定看護師の藤田さんの講義では、PCAポンプを使用している患者さんの観察項目や、患者教育の重要性、投与経路や主な使用薬剤、記録方法、インシデント事例を元にした管理の注意点などについて学びました。続いて、医用工学技士のデモンストレーションでは、「勤務開始時の設定確認」「ボーラスの履歴確認」など、PCAポンプを使用している患者さんを担当する際に確認する箇所を、具体的な場面を挙げながら説明を受け、実際の操作を経験しました。
【研修者の声】
「PCAポンプ使用中の患者さんの観察とアセスメントをしっかり行っていきたい」「わからないまま操作せず、PCAポンプの正しい使用手順を身につけ、患者さんに使用目的や使用方法について説明し安全に使用していきたい」「患者が効果の実感をできているか、副作用はないか全身状態と合わせてアセスメントをしっかり行っていきたい」といった声がありました。自主練習も含めて約1時間の研修でしたが、患者さんの安全を守りながら疼痛緩和していけるように、看護師としての責任や観察ポイント、正しい機器操作など多岐にわたり、学びを深めたようです。6月に開催したスキルアップを目的とした自主参加研修では、臨床で自信をもって実践できるよう、マニュアルを見ながらPCAポンプ操作を繰り返し練習している姿が見られていました。