平成27年度新人看護師対象「基礎看護技術研修」「自主トレーニング」終了
概要
基礎看護技術研修は、新人看護師たちが実際の医療用具やシミュレーターを使用して体験学習をする事で、臨床の場により近い状況で基本的な看護技術を学べます。研修後はクリニカルシミュレーション・ラボでの自主トレーニングの場を活用し、繰り返し体験しながら確実な技術獲得を目指します。
【基礎看護技術研修】
●研修日時:平成27年4月14・15・16日 8:30~17:00
●場所:孝養舎3階 実習室
●目標:患者の安全・安楽のための基礎看護技術を習得できる。
●研修者:平成27年度新採用者看護師 96名
●指導者:CN・CNS、臨床指導ナース、臨床工学技士、
【基礎看護技術研修 自主トレーニング】
●研修日時:平成27年5月1日~29日 全15回 9:00~11:00または17:00~19:00
●場所:東校舎1階 クリニカルシミュレーション・ラボ
●目標:「できる」を目指してトレーニングを行なう
●研修者:平成27年度新採用者看護師うち91名(のべ100名参加)
●指導者:臨床指導ナース、教育担当看護師
研修の様子
研修は部署で実施頻度の高い①経管からの与薬、②尿道留置カテーテル、③ポジショニング、④酸素療法、⑤吸引、⑥輸液ポンプ・シリンジポンプの6つの技術ごとに、『 講義(聞いて)→デモストレーション(見て)→演習(やってみる)』という流れで構成されています。
研修者は事前にi-Podを用いて各看護技術の動画を視聴し自己学習をしてから参加し、具体的なイメージを持って研修に臨む事ができ、研修がより効果的なものとなったようです。さらに、臨床実践能力の高い看護師や臨床工学技士から直接指導を受ける事で、より臨床に即した高い知識と技術を学びました。
研修後には、「根拠を理解した上で、患者さんに適切なケアを提供していけるようになりたい」「実際にやってみることで、自分は何がわかっていないのか理解できた」「これから何度も練習し、患者さんの前で確実に行なえるようにしていきたい」といった声が研修者より聞かれ、研修を通して自己の課題を明確にする事ができました。そして、自主トレーニングでは「できる」を目指し、臨床指導ナースがインストラクターとなり、研修者は体験を重ね確実な技術の習得につなげられました。