看護部からのお知らせ INFORMATION

「優しさを伝えあうケア技術 ユマニチュード®」を開催

 3月8日(金)1730分~19時、当院看護部が取り組んでいるユマニチュード®について、「せん妄や認知機能低下がある患者がその人らしさを取り戻すことを目指して」をサブテーマとしてシンポジウムを開催しました。松本病院長はじめ、医師、看護師、メディカルスタッフ113名が参加し、モデル病棟で実践を始めたユマニチュード®についての理解を深める時間となりました。

 シンポジウムでは、看護部がなぜ取り組むことにしたのかを看護部長より説明後、一般社団法人日本ユマニチュード学会 代表理事の本田美和子先生から、「ユマニチュードとは」をご講演頂きました。そして、シンポジストとして、推進の舵取りを担っている看護部次長、推進リーダーである病棟師長、研修を受けたのち、現場で実践している4病棟の看護師それぞれの立場からの報告の後、会場とのディスカッションを行いました。

 今回のシンポジウムを通して、患者さんの変化を目の当たりにすることで多職種も含めて医療者の驚きと喜びにつながったケースや、一方で、導入にあたってぶつかった課題をどのように乗り越えたのか、病棟内でどのように理解を深めているのかなど、具体的な話題を通して、参加者皆でユマニチュード®について考えることができました。そして、患者さんへの良いケアを届けるために、引き続き実践者、実践リーダーの育成を続けていくこと、院内へもっと広めていこうとそんな展開が感じられる時間となりました。