退院支援研修メンバー編終わりました。
6月26日・29日に退院支援研修(メンバー編)が行われました。
退院支援研修のメンバー編では、院内認定の退院調整看護師を講師に招き、退院支援の仕組みやプロセス、退院支援に関する社会資源や制度について学びました。高齢化や在院日数が短縮する中で、慶應チームナーシングにおいて、退院支援におけるチームメンバーの役割とは何かについて学習しました。
【研修目標】
1.当院の退院支援のしくみを知る
2.退院支援は入院時から始まることを意識し、退院支援に必要な情報収集が何かを考えることができる
3.入院時からゴール(何のための入院か、どこを目指すのか)を意識し、生活者の視点でアセスメントする必要性を理解できる
4.意思決定支援や自立への支援も退院支援につながることを理解することができる
5.介護保険や訪問看護などの知識を確認できる
【研修の様子】
研修では、講義の中で、事例を用いて退院支援スクリーニングシートをつけてアセスメントをしたり、デモンストレーションを見て、日々の看護で実践する退院支援とは何かを考えました。研修に参加した看護師からは、「入院時から退院後を見据えた看護が必要と学んだ」「疾患とうまく付き合いながら生活できるように支援することが重要と学び、自分にもできる退院支援があることがわかった」という声が聞かれました。
患者さんの暮らしを支えるために、地域包括ケアシステムの中での、急性期病院の役割について学びました。さらに、研修者自身が、それぞれの部署で取り組める退院支援について考えることができました。