看護部からのお知らせ INFORMATION

2018年度口腔ケア研修終わりました。

7月17日・18日に口腔ケア研修が行われました。

口腔ケア研修では、摂食・嚥下障害看護認定看護師を講師に招き、口腔ケアの講義、認定看護師による臥床患者への口腔ケアのデモンストレーション、研修者同士で互いに口腔ケアの実技演習を行いました。研修者はOAGの活用した、口腔内の観察の仕方、口腔ケアの一連の手技について学び、ケアの必要性、重要性について改めて認識する良い機会となりました。

 

【研修目標】

1.口腔ケアにおける看護師の役割を理解し、アセスメント力・判断力を身につける。

2.基本的な口腔ケアが実践できる。

 

【研修の様子】

研修では、口腔ケアとは口腔内の清潔保持だけではなく、観察・アセスメントを通して患者さんにあったケアプランを考えていく必要があることや、口腔内が悪化すると、誤嚥性肺炎などの合併症だけではなく、全身への影響、食べることへの意欲の低下などQOLにも影響することを学びました。演習ではペンライトを使用した観察を行い、見え方が違うことを実感したり、磨き残しや磨きづらい部分がわかったりしました。患者体験をすることで、口腔内ケア時の不快感、ケア後の爽快感、自分の口腔内のケアをうけることへの羞恥心を実感し、患者さんへの配慮についても考えることができました。研修に参加した看護師からは、「OAGの活用方法を理解した」「禁食中の患者さんでも口腔ケアが必要なことがわかった」「正しい観察をして適切なアセスメントに基づいた、患者個々に合ったケアプランをたてる必要があることがわかった」「この研修で学んだことを臨床の現場に生かしていきたい」などという声が聞かれました。

当院は地域がん診療連携拠点病院に指定されています。研修者は患者さんの状態の変化にすぐに気が付くことができる身近な存在である看護師の役割を認識し、口腔ケアの重要性について学習できていました。

 

  • 摂食・嚥下障害看護認定看護師による講義
    摂食・嚥下障害看護認定看護師による講義
  • 摂食・嚥下障害看護認定看護師によるデモンストレーション
    摂食・嚥下障害看護認定看護師によるデモンストレーション