慶應義塾大学病院 看護部

　2023年度の臨床指導ナース育成研修了者は７名です。すでに部署での看護実践や教育において中心的な役割を発揮していますが、より系統的な知識や根拠に基づいた教育的スキルの向上を目指して本研修に参加しました。

　5月から始まった研修の前半では、本学看護医療学部の教員を中心に、2ヶ月間の講義・演習を行いました。ここでは、臨床指導ナースに求められる知識・技術・態度について学び、今まで自分が行なっていた指導を振り返り、今後の指導にどのように活用するか考える機会となりました。後半では、看護学生の実習指導やフィジカルアセスメント研修やプリセプター研修にインストラクターやファシリテーターとして参加し、前半の学びを実践に活かしています。

内科病棟、外科病棟、HCU、ICUと異動を経験し、ICU勤務4年目になります。

自分自身が異動を繰り返す中で、どのような指導が必要とされているのかを理解し、病棟で効果的な指導を行い、また自分自身の学習を深めたいと考え、臨床指導ナース研修に参加させていただきました。研修の中で学んだ知識と、所属部署での指導体験が結び付く経験を積み重ねて指導能力を伸ばしていきたいと考えています。そして所属部署に学びを還元し、共有するために行動していきたいと考えています

私は助産師として産科病棟に配属後、短期間小児科病棟を経験し、再び産科病棟で勤務しています。後輩個々の特性に応じた指導をする必要性を感じ、指導スキルを研鑽するために臨床指導ナース育成研修を受講しました。後輩の自律性を育み、看護の楽しさを伝えることができる指導者を目指し研修に取り組みたいと思います。

私はこれまで、眼科・リウマチ内科病棟、呼吸器クラスター病棟、内科系共用床、救急センターで経験を積み、現在は全診療科共用の個室病棟で働いています。

今までは自分の経験に基づいて後輩指導を行ってきましたが、教育に必要な知識や技術を学びスキルアップを目指したいと思い臨床指導ナース育成研修を受講しました。後輩たちと看護の楽しさを分かち合い、ともに成長できるような臨床指導ナースを目指して頑張りたいと思います。

入職してから小児病棟で、幅広い年齢や疾患に対応できるよう、知識と経験を積んできました。新人の頃は仕事ができなくて毎日泣いていました。そんな中でも看護にやりがいを感じ成長できたのは、実践を共に振り返ってくれた先輩方の存在が大きいです。今回私は臨床指導ナース育成研修を受け、指導に必要な多くの知識と技術を学んでいます。学んだことを身につけて、いつか私も誰かの成長を支えることができるよう、頑張ります。

入職してから小児領域で働いています。後輩の育成に関わることも多くなり自分の指導のスキルアップを図りたいと思い今回臨床指導ナースを受講しました。お互い学び合いながら成長し、子供や家族により良い看護を提供していけたらと思っています。

私は、呼吸器外科と併設されたH C Uに配属され、I C U、H C U、COVID-19専用床で勤務し現在は個室病棟に在籍しています。看護師の関わりで患者さんを良い方向に導けることを経験し看護の楽しさや面白さを感じてきました。後輩たちにも看護師としてのやりがいや楽しさを知ってもらえるように支援したいと思い臨床指導ナース研修を受講しました。安心して学べるような環境づくりやサポート体制を構築し支援したいと思っています。