看護部からのお知らせ INFORMATION

平成27年度フィジカルアセスメント研修Ⅱ終了

概要

フィジカルアセスメント研修では、新人看護師が患者を看護の視点で観察してその結果をケアにつなげていく力をつけるために、系統的に学習していく研修が3段階で組まれています。そして2段階目となるフィジカルアセスメント研修Ⅱでは、フィジカルアセスメント研修Ⅰで獲得したフィジカルイグザミネーションの技術を活用して得られた情報から、「正常・異常の判断」をしていく力を付けていく事が目的となっています。

●研修日時 : 平成27年11月17・18日
場所 : 孝養舎3階 実習室
目標 : 

1.専門領域の知識を活用し、正しいフィジカルイグザミネーションが実施できる。
2.フィジカルイグザミネーションを実施し、得られた結果の正常・異常が判断できる。
研修者 : 平成27年度新採用者看護師・助産師 93名
指導者 : 教育委員会主任、専門看護師・認定看護師、臨床指導ナース

研修の様子

この研修は演習Aと演習Bの2つの演習で構成されています。演習Aでは、模擬患者さんに対し演習を行なう事でより実践に近い形で演習をすることができ、またその様子をビデオに撮影し自分の実践を指導者と一緒に振り返ることで、自己の学びと課題につなげることができました。演習Bでは、シミュレーターに対してシナリオベースの演習を行うことで、フィジカルイグザミネーションの手技を再確認し、指導者の支援を受けながらフィジカルアセスメントを実践しました。
研修者からは「模擬患者に演習をする事で、実践をイメージして行なう事ができ、今後の看護に活かす事ができると感じた」「ビデオで振り返ることで、自分を客観視することができた」「患者さんへの共感の姿勢や少しの声かけが大切であることを学んだ」といった声が聞かれました。

  • 演習A
    演習A
  • 演習B
    演習B

指導者からの声(臨床指導ナース育成研修者 渡邊千絵さん)

私は演習Bの担当をしました。フィジカルイグザミネーションの手技の指導は、ポイントを1つに絞りわかりやすく伝えるよう指導を行いました。また、演習終了後の振り返りでは、最終的に患者に起こっている異常は何なのかが理解できるように、まずは研修者自身に言語化してもらい、その後に助言することを意識しました。研修で学んだことを、病棟で活用できるように、配属部署や経験に合わせて伝え方を変えていくことに難しさを感じましたが、研修者が、真剣に研修に取り組んでいる姿が自分自身への良い刺激や励みになりました。