慶應義塾大学病院 看護部

研修の概要

　静脈注射研修では、看護師が静脈注射を行う法的な責任や倫理、実際に投与する薬剤の知識、実施に伴う危険性、安全を提供するための解剖生理の知識について多職種から講義をうけ、シミュレーションモデルを使用し基本的手技について学習・実践を行いました。

【講義】
●研修日時：平成28年2月24日　15:00～16:30
●場所：北里講堂
●目標：

1．静脈注射を実施する責任について理解し、判断力を養う。
2．静脈注射を実施するために必要な知識を備え基本的技術を身につける。
●研修者：発達レベルⅠ対象看護師 85名
●指導者：医師、薬剤師、看護師

【演習】
●研修日時：平成28年3月15・16・17日　14:30～16:30
●場所：クリニカルシミュレーション・ラボ・孝養舎3階　実習室
●指導者：各部署の発達レベルⅡ以上の看護師

研修の様子

　講義では、静脈注射を看護師が行うことの法的責任や倫理、薬剤・皮膚損傷・解剖生理について学びました。演習ではシミュレーション演習として2人一組でマニュアルを確認し、一連の流れを安全に実践するために指導者のサポートを得て、物品の準備から実施後の確認まで行いました。
　研修者は緊張した様子でしたが、真剣に演習に取り組んでいました。研修後は「正しく実施し安全を守りながらできるようにしたい」など、責任を自覚し安全に静脈注射を行うための課題も考えることができました。