平成27年度 「看護過程研修」が終了しました(発達レベルⅠを目指す看護師対象)
研修の概要
看護過程研修は新採用者が1年間部署での経験を積んできたところで、自身の看護過程を振り返り看護過程の概念やプロセスについて学び、それを病棟での実践に結びつけていくことを目的としています。模擬患者に対して看護過程を行い共有し、患者さんの全体像を考えていくことで患者さんの個別性を意識し、自身の看護観も考える機会になっています。
【看護過程研修】
●研修日時:
2月コース 平成28年2月1日・10日 14:30~16:30
3月コース 平成28年3月1日・8日 14:30~16:30
●目標:
1.看護過程の定義、意義、プロセスについて理解する
2.看護概念の枠組みについて理解する
3. 模擬患者について、アセスメントから計画立案までを導き出すことができる
●研修者:発達レベルⅠを目指す看護師 86名
研修の様子
研修では看護過程についての講義と模擬患者を使用したシミュレーションを通して、関連図・全体像の作成、看護問題の特定と看護計画の立案を行い、グループワークで共有しました。研修後は「今後も看護過程を展開するうえで、関連図や全体像などツールを使いながら患者さんの病態や生活背景など理解できるようにしたい」など、研修者は看護過程の一連の振り返りと課題を認識し、日々の業務も看護過程をふまえて立案されていることに気づくことができました。また、全体像を文章化したことで目先の看護問題に取り組むだけではなく患者さんの今後の生活を考えて看護過程を展開していく必要があることを学びました。