看護部紹介NURSING DEPARTMENT

助産師の紹介 MIDWIFE

人にやさしい助産師の育成

2018年5月に新病院棟を開設し、産科病棟とNICU・GCUがワンフロアとなりました。妊産褥婦と新生児だけでなく働く医療者にとっても良い環境に生まれ変わりました。
私たちの職場では、結婚や出産をして、産前産後休暇や育児休職を取得し、復職後も短時間勤務制度を活用し仕事と家庭を両立しながら活躍している助産師が多くいます。また助産師としてのキャリアを積みながら、アドバンス助産師、臨床指導ナースなど、より専門性の高い活動もしています。

当院の理念である「豊かな人間性の育成」を念頭に、新人助産師の個性を大切にしながら、人にやさしい助産師を育成することを大切にしています。また明るく活気のある職場風土を築き、助産師が長く働き続けられる環境作りを目指しています。

看護師長 勝又 徳子

産科病棟の紹介

  • 当院では、分娩件数の増加に伴い経腟分娩の件数も増加しています。分娩介助は助産師が行い、産科医師も立ち会います。また胎児に異常があった場合には、小児科医師も立ち会い、母児の安全を担保しながら分娩管理をしています。
  • 2004年に地域周産期母子医療センターに認定され、西部ブロックだけではなくブロック外からの母体搬送も24時間受入れる体制を取っています。
  • 生殖領域では、不妊症認定看護師(助産師)と不妊症カウンセラー(助産師)が協力しながら、専門性を生かした活動をしています。
  • 羊水検査やNIPT等の遺伝検査については、遺伝カウンセラー(看護師)が意思決定をサポートしています。

病棟の看護体制

助産師の育成

慶應看護師の発達モデル・教育プログラムとリンクしながら、助産師の育成を行っています。

新人助産師の育成

看護部集合教育研修

新採用者は、就職して1年目までは「看護部集合教育研修」を通して基本的な看護技術の修得を目指します。

  • 基礎看護技術
    1. 尿道留置カテーテル
    2. 酸素療法
    3. 吸引
    4. PCAポンプ
    5. 輸液ポンプ
    6. トランスファー
  • 救急時の看護
    (BLSプロ バイダーコース)
  • リラクゼーション

など

  • 看護過程とフィジカルアセスメントⅠ
  • 看護過程とフィジカルアセスメントII
  • リフレッシュ研修

など

産科病棟での業務

新採用者は、就職して1年目までは「産科病棟での業務」を通して産科領域における育児指導技術を学びます。

入職〜約6ヶ月
  • 妊娠期・産褥期のケア
  • 輸液ポンプや点滴管理
  • 母児同室・乳房ケア
  • ベビーキャッチ
  • 母児の育児指導
入職後 約6ヶ月
  • 分娩室業務開始
  • PCAポンプの管理
  • 看護過程の展開
〜入職後1年
  • 夜勤帯の分娩室業務
  • ケーススタディ
  • インスリン注射
  • 体外受精患者のホルモン注射
  • マタニティクラスのシミュレーション
新人助産師の分娩業務のイメージ

分娩室業務は、就職後約半年くらいから開始し、必ずアドバンス助産師か臨床指導ナース、プリセプターなど先輩の助産師と ダブルで行います。

入職〜約半年
  • プリセプターとフォントムで練習
  • 業務時間内での自主練習
  • 分娩室の外回り業務
  • 帝王切開(手術室)のベビーキャッチ

NCPR受講(必須)

入職後 約半年
  • 分娩室業務開始(日勤帯から)
  • 自然分娩
  • 誘発分娩
  • 無痛分娩
  • 和痛分娩

※アドバンス助産師またはプリセプターと
 ダブルで分娩介助実施

〜入職後1年
  • 夜勤帯の分娩業務開始

※アドバンス助産師またはプリセプターと
 ダブルで分娩介助実施

分娩室業務自立

入職後2年目以降

  • 2年目より病棟業務だけではなく、マタニティクラスや産科外来での勤務を開始します。
  • 発達レベルⅡに到達した助産師はリーダー業務を開始し、合併症のある妊婦の個別指導や母児のサポート体制の支援ができるようになります。
  • 発達レベルⅢ以上になると、ハイリスク妊婦やとても複雑な家族への介入、多部署や地域との連携を行い療養環境調整ができる包括看護実践者に成長します。

助産師からのメッセージ

2015年 入職 Kさん

研修で学んだことを臨床で活用しています

正常経過をたどる妊産褥婦のケアだけではなく、合併症を持つハイリスクな妊産褥婦の治療やケアにも携わることのできる助産師になりたいと思い、当院に入職しました。当院は教育体制が整っているので、集合研修で基本的な看護技術を学び、臨床でそれらを活用して確実に知識や技術の習得ができます。私は入職した1年目にGCUに配属され、健康な新生児や医療的介入を必要とする児の治療や看護、退院支援について学びました。2年目の今年度から産科に配属され、妊産褥婦のケアに携わっていますが、1年目で得た新生児看護の経験や知識を活かすことができていると感じています。今後も助産師として必要な妊産褥婦や新生児に関する幅広い知識と高度な技術の獲得に力を入れ、様々な状況に対応できる大学病院の助産師になれるよう、日々努力していきたいと思います。

2017年 入職 Nさん

病棟業務以外にも活躍の場が広がっています

私は、正常な経過をたどる妊産褥婦だけでなく合併症を持ったハイリスクな方にも対応できる、幅広い知識と技術を持った助産師になりたいと思い、当院への入職を決めました。
当院は地域周産期母子医療センターとしての役割を担っており、ハイリスクな方が多くいらっしゃいます。個々の状況に合わせた助産ケアが必要になるため、多くの視点から患者をとらえる能力とアセスメント能力を養えていると感じます。また、配属されて3年目となり病棟での業務以外に外来業務やマタニティクラスの実施なども行っています。今後、助産師としてさらに活躍の幅を広げられるよう努力したいと思います。大学病院の助産師として、様々な状況に対応できることはもちろん、妊産褥婦とその家族が妊娠中から出産、退院後まで幸せに過ごせるような関わりができる助産師になることが私の目標です。