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新人看護師の一年

新人看護師をどのように育てるか、多くの病院でさまざまな検討がなされ、熱心に教育が行われています。当院においても新人看護師が送る一年は特に重視し、その後の各人の長期的なキャリアの土台が確かなものとなるよう支援しています。
新人看護師の教育は到達目標をあげ、集合教育と現場教育を連動して支援しています。

【就職して1年間の目標】
  1. 職業人としての態度を身につける
  2. 医療・福祉関係のニュースに関心を持ち考えることができる
  3. 病院の機能や構造を理解し行動ができる
  4. 勤務部署の看護の特徴が理解できる
  5. 良きチーム員としてメンバーシップがとれる
  6. チームメンバーの役割がわかり実践できる
  7. 看護ケア・業務を正確かつ安全に実施できる
  8. 感染に対する知識を持ち、防止対策を実施している
  9. 必要な連絡・報告・記録が正確かつ適切に表現できる
  10. 看護実践を振り返り、学習課題を表現できる

◆◆新人看護師研修プログラム◆◆

  ※下図の研修名をクリックすると詳細がご覧いただけます。
新人看護師研修プログラム リラクセーション研修 リフレッシュサタディ研修

オリエンテーション(4月)

いよいよ慶應義塾大学病院の職員の一員となる時がきました。社会人としての一歩を踏み出すこととなり、毎日が新鮮に感じられることでしょう。4月の初旬、1週間にわたって行われる新任式、オリエンテーションの様子を紹介します。

〈新任式〉
新任式は、入社式に相当するもので、今春採用になる慶應義塾大学病院の職員が対象になっています。医学部長挨拶にはじまり、7日間の日程でさまざまな講義や研修を受け、7日目に病棟へ配属となります。
〈オリエンテーション〉
新任式終了後より、慶應義塾大学病院に採用された多職種の職員と合同でオリエンテーションを受けます。オリエンテーション2日目から白衣を着ての参加となります。
●オリエンテーション内容

病院長挨拶
院内各部門紹介・約束事
接遇マナー
避難・防災訓練

〈看護部オリエンテーション〉
3日間の多職種との合同オリエンテーションに続き、看護部のオリエンテーションが実施されます。看護部の一員として知っておくべきルールやしくみ、手順などの説明が行われます。中でも安全・感染に関する注意事項の説明は重要です。患者さんの安全を守るため、実践する自分も安全に実施するため、安全対策や感染予防対策のルールを守ることは、医療者としての最低限果たすべき義務です。
オリエンテーションでは、講義ばかりではなく、活発なディスカッションも企画しています。事故事例をもとにグループワークで討論し、発表することも取り入れていて、専門職業人として働く心構えにつながっています。
また、看護部では2010年度からポートフォリオを導入し、オリエンテーション時に活用方法を紹介しています。このあと、自分のキャリアをどのように考えているか、自分が選んだ職場でどのように自己実現していきたいかなど、看護職としてのキャリアについて仲間と語り合う時間も設けています。
これらの内容は、所属部署できっと活かされることでしょう。

看護技術研修(オリエンテーション期間に実施)

新人看護師にとって最初の大きな壁ともいえるのが、リアリティショックです。医療構造の複雑化や技術の高度化、患者ニーズの多様化に伴い、新人であっても入職してすぐに高いスキルを求められる場面があります。こうした中で命を預かる大きな責任と繁忙な業務に直面してとまどう新人も少なくありません。当院では、このリアリティショックを少しでも和らげスムーズに職場適応できることを目的として、内容は最も業務で取り扱う頻度の高い与薬業務を取り上げています。

●研修内容
  1. 点滴・注射
    輸液管理・側管注・ピギーバック法
  2. 内服
    内服管理
●研修方法

5~6人のグループで学習。
指導者は新人看護師のプリセプター予定者です。

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基礎看護技術研修(4月)

プリセプターによる指導のもとで、業務にも少し慣れてきた4月中旬に、安全・安楽のための看護の基本である看護技術、トランスファーや吸引の技術を講義と実習によって確認します。オリエンテーション後にバラバラになった同期と再会できる場ともなっています。
講師は、臨床指導ナースをはじめそれぞれの専門領域のCN、CNS、PT、MEなどチーム医療を担う専門職が担当しています。

●研修内容
  1. 経管からの与薬
  2. 尿道留置カテーテルの挿入
  3. 酸素療法
  4. 吸引
  5. トランスファー
  6. 輸液ポンプ・シリンジポンプ
  7. ポジショニング

この研修は5月から6月の間、クリニカル・シミュレーション・ラボを利用して自主トレーニングができます。自分の練習したい技術を繰り返し、自分の希望する時間に練習することができます。

基礎看護技術研修

救急時の看護研修(5月)

急性期の患者さんが多く入院している当院では、患者さんの急変場面に出会う可能性も十分に意識しておく必要があります。まったく予測していなかった急変に出会うと急変場面を数多く経験している看護師でも、慌ててしまいます。第一発見者になってしまったときの緊張と不安。自分の対応いかんで患者さんの予後が変わるかもしれないというプレッシャー。これは新人であればなおさらのことです。
多くの新人が夜勤に入り始める5月にこの研修は実施します。

●研修内容
  1. 救急時における看護者の役割について
  2. BLSに必要な基本手技の体験
  

救命処置の実践を積みたいといっても急変というのはそうたくさん経験できるものでもありません。実際に現場に遭遇した際にはなかなか思ったとおりに身体は動かないものです。当院では、今日の研修で学んだことをもとにクリニカル・シミュレーション・ラボを積極的に利用して、特に救命手技を繰り返し練習することを勧めています。

クリニカル・シミュレーション・ラボ

リラクセーション研修(6月)

看護師として働き始めて3カ月が過ぎた頃、何もかも初めての経験でストレスも少しずつたまり始めてきます。緊張の毎日なので、ストレスがたまったことにも気づかないことがあります。この時期には、新人看護師自身がストレス状態であることを自覚し、ストレス対処方法を身につけるリラクセーション研修をリエゾン精神看護専門看護師が中心となって実施しています。

●研修内容
  1. ストレスの対処方法について(講義)

フィジカルアセスメント研修 I(9月)、フィジカルアセスメント研修II(11月)

夜勤が始まり、患者さんの異常を早期に発見する力が必要となる時期に、この研修を実施しています。フィジカルアセスメント研修は次のレベルでの研修でも実施していますが、ここで新人看護師の皆さんに用意しているプログラムは、Ⅰでは観察することの重要性に主眼をおき、フィジカルアセスメントに必要な知識がわかり、正しいフィジカルイグザミネーションの方法がわかる。IIではフィジカルイグザミネーションを実施し得られた結果の正常・異常が判断できるよう工夫しています。

●研修内容
  1. 呼吸器・循環器・脳神経・筋骨格系・消化器系アセスメント
    (講義・演習)
  • 心電図(ECG)
  • シミュレーターを使用したトレーニング(I・II)
  • 模擬患者に対するシミュレーション(II)
フィジカルアセスメント研修

リフレッシュサタディ研修(10月、11月)

この時期になると、多くの看護技術を身につけ新人看護師が自立して看護を提供する場面も増えてきます。自立して看護を提供することで、看護師としてさらに大きな責任感を感じ始め、ストレスも増えていきます。 そこで、スポーツ医学の観点からストレス発散の方法のひとつとして、身体を動かしてストレスを解消するリフレッシュサタディ研修を行います。

●研修内容
  1. ストレッチ指導
  2. 卓球大会 等
リフレッシュサタディ研修

看護過程研修(2月)

長いと思った新人としての一年も過ぎてみればあっという間。そんな感想を抱く人も多いかもしれません。この看護過程研修は、各部署での仕事にも慣れ、看護師として少しずつ自信もついてきた一年目の最後の時期に実施しています。看護過程の概念やプロセスについて、また実践と結びつけて理解できるよう学習していきます。

●研修内容
  1. 看護過程の概念・プロセス
  2. 模擬事例の看護過程の展開