教育支援体制EDUCATION SYSTEM

看護専門領域研修

看護専門領域の看護師がそれぞれの分野において、院内の全看護師を対象に研修を行っています。ジェネラリスト・ナースとしていかなる領域・対象においても必要な看護を実践できる能力はもちろん、専門分野において高度な看護を実践できる能力を養うことも可能な研修プログラムを計画・実施しています。

看護専門領域研修一覧

  • 皮膚・排泄ケア

    [基礎]第1回褥瘡ケアセミナー 褥瘡のでき方・治り方

    【研修目標】 褥瘡ケアが適切に行えるために創傷治癒理論を理解する。

    [基礎]第2回褥瘡ケアセミナー 褥瘡ケア

    【研修目標】 褥瘡ケアが適切に行えるために創傷治療理論を理解する。

    [基礎]第3回褥瘡ケアセミナー 褥瘡の治し方

    【研修目標】 褥瘡ケアを適切に行うために褥瘡の治療方法を理解できる。

    [基礎]第4回褥瘡ケアセミナー リハから見る褥瘡予防栄養管理

    【研修目標】 褥瘡予防のリハビリができるためにポジショニング、移乗方法を理解する。

    [基礎]ストーマケア講習(全3回)

    ①消化管ストーマケアの基礎知識
    ②尿路ストーマケアの基礎知識
    ③小児のストーマケアの基礎知識

    【研修目標】 ①消化管ストーマ造設術を受ける患者の周手術期ケアを理解し、 統一した内容の看護が提供できる。
    ②尿路ストーマ造設術を受ける患者の周手術期ケアを理解し、統一した内容の看護が提供できる。
    ③小児のストーマケアの基礎知識・特徴について理解し、統一した内容の看護が提供できる。

    [基礎]排尿ケア研修 〜尿道カテーテル早期抜去に向けて〜

    【研修目標】 尿道カテーテル留置患者の排尿管理自立に向けた取り組みを理解できる。
  • がん看護

    [基礎]がん医療の動向とがん遺伝子パネル検査について学ぼう

    【研修目標】 がん医療の動向や、がん遺伝子パネル検査の概要と看護師の役割について理解する。

    [基礎]緩和ケア①呼吸困難・悪液質・鎮静中の看護

    【研修目標】 がんに伴う身体症状のマネジメントを理解する。

    [基礎]緩和ケア②看護師だからできるがん疼痛看護

    【研修目標】 看護師が行うがん疼痛マネジメントにおいて最も重要なアセスメント方法について理解できる。

    [基礎]がん化学療法看護①基礎的知識

    【研修目標】 安全にがん薬物療法の投与管理をするために、がん薬物療法の基礎的知識・特徴について理解する。

    [基礎]がん化学療法看護②悪心・末梢神経障害・皮膚障害

    【研修目標】 がん薬物療法を受ける患者の苦痛が大きい有害事象(嘔気、末梢神経障害、皮膚障害)とその支援方法を理解する。

    [基礎]がんサバイバーへの生活の視点からの支援

    【研修目標】 がんサバイバーの社会生活における問題と看護師ができる支援について理解する。

    [基礎]①がんの親とその子供のサポート

    【研修目標】 がんの親患者へ関わるハードルが下がり、親子それぞれへのケア実践について理解できる。

    [応用]①がん患者とのコミュニケーション・スキルを学ぼう

    【研修目標】 患者の感情・思いの表出を促し対応するための基本的コミュニケーションスキルについて
    理解する。

    [応用]②がん患者への意思決定支援を学ぼう

    【研修目標】 がん患者の意思決定における看護師の役割について理解する。

    [応用]③がん患者の苦痛を包括的にアセスメントしてみよう

    【研修目標】 がん患者の苦痛を包括的にアセスメントするために必要な知識・技術について理解できる。
  • 緩和ケアリンクナース

    [アドバンス]第1-5回がん看護研修緩和ケア①②及び応用①②③

    【研修目標】 がんに伴う身体症状のマネジメントを理解する。
    看護師が行うがん疼痛マネジメントにおいて最も重要なアセスメント方法について理解できる。
    患者の感情・思いの表出を促し対応するための基本的コミュニケーション・スキルについて理解する。
    がん患者の意思決定における看護師の役割について理解する。
    がん患者の苦痛を包括的にアセスメントするために必要な知識・技術について理解できる。

    [アドバンス]第6回基本的緩和ケア、専門家への橋渡しとは?

    【研修目標】 緩和ケアと専門的緩和ケアの違いを知り、緩和ケアリンクナースとしての役割を理解できる。

    [アドバンス]第7回緩和ケアチーム同行実務研修

    【研修目標】 緩和ケアチームの役割について理解する。
  • 精神看護
    以下を部署のニーズに応じて部署単位で実施

    [基礎]抑うつや不安の強い患者へのケア

    【研修目標】 抑うつや不安の強い患者への接し方・セルフケアへの援助方法などを理解できる。

    [基礎]希死念慮がある患者・自殺企図後の患者へのケア

    【研修目標】 希死念慮がある患者や自殺企図後の患者への接し方・ケアについて理解できる。

    [基礎]認知症研修 〜概論とケア〜

    【研修目標】 認知症についての概論・ケアについて理解する。

    [基礎]認知症研修 〜認知症ケアの倫理・意思決定支援〜

    【研修目標】 認知症ケアの倫理的課題や支援方法について理解する。
  • 認知症・せん妄ケアリンクナース
    以下を部署のニーズに応じて部署単位で実施

    認知症研修 〜概論とケア〜【Ⅰ前編】【Ⅱ後編】

    Ⅲ.認知症ケアの倫理・意思決定支援

    Ⅳ.認知症 多職種ケア

    Ⅴ.せん妄研修

    Ⅵ.せん妄アセスメント研修

  • 急性期ケア

    [基礎]第1回急性期ケアのためのフィジカルアセスメント

    【研修目標】 急性期患者の安静臥床による全身への影響を理解し、フィジカルアセスメントができる。

    [基礎]第2回呼吸ケア 〜呼吸を整え気道浄化を助ける〜

    【研修目標】 臥床している急性期患者の浅い呼吸の要因から必要な看護が実践できる。

    [基礎]第3回循環と筋骨格ケア 〜身体を動かす〜

    【研修目標】 急性期患者の廃用症状を「活動不耐」の要因からとらえ必要な看護が実践できる。

    [基礎]第4回栄養と代謝ケア 〜食べたいを支える〜

    【研修目標】 嚥下を司る器官・機能の廃用変化と禁食中から食べられる口をつくる重要性が理解できる。

    [基礎]第5回人工呼吸 〜気道管理〜

    【研修目標】 人工呼吸中の安全な管理とアセスメントができる。
  • 小児看護

    [基礎]小児看護実践プレパレーション

    【研修目標】 子どもの認知発達を踏まえ、プレパレーションの意義やプロセスについて理解し、苦痛を伴う処置やケアを受ける子どもの関わり方に関する知識や技術を身につける。
  • 慢性疾患看護

    [基礎]慢性期疾患と高齢者の嚥下障害

    【研修目標】 慢性期疾患患者、高齢者の嚥下機能をアセスメントするために必要な知識・技術を理解できる。

    [基礎]透析患者への看護の基本

    【研修目標】 血液透析・腹膜透析の違いを理解し、患者指導に必要な基本的知識・技術を理解できる。

    [基礎]糖尿病患者の病態と生活指導

    【研修目標】 糖尿病の病態を理解し、患者を生活者として捉えた自己注射導入時の支援を理解できる。

    [基礎]心不全患者の病態と生活指導について

    【研修目標】 心不全患者の病態を理解し、個々に合わせた生活指導に必要な知識を理解できる。
  • 救急看護

    [基礎]「救命の連鎖を学ぶ」①

    【研修目標】 救急患者の生理的変化を理解し、第一印象で急変に気づくことができる。

    [基礎]「救命の連鎖を学ぶ」②

    【研修目標】 気管挿管、除細動の介助を安全で確実に実践することができる。

    [基礎]「救命の連鎖を学ぶ」③

    【研修目標】 リーダーシップを発揮し、救命の連鎖をつなげる実践を体験できる。
  • 感染管理

    [基礎]手指衛生について学ぼう

    手指衛生の5つのタイミングについて理解し、実践できる。

    [基礎]医療関連感染について学ぼう

    医療関連感染について理解し、患者の状況に応じた感染対策を実施できる。
  • 退院調整

    [アドバンス]退院支援アドバンス研修 全6回

    【研修目標】 地域包括ケアシステムにおける特定機能病院の役割と当院の退院支援のしくみを理解できる。
    疾患を抱えながら患者が暮らしを継続するイメージを持ち、退院支援のプロセスに沿って、事例を展開できる。
    退院支援に関連する診療報酬について理解できる。
    自部署での退院支援の課題を明確化できる。
    看護と介護の意見交換会に参加し、地域スタッフ(訪問看護師やケアマネージャー)のニーズを知る。
    自部署での退院支援の課題を明確化し、解決方法を見出すことができる。
  • 専門領域

    専門領域看護師とキャリアを考えよう

    【研修目標】 ジェネラリストナースがキャリアを考えるきっかけとなるよう、専門領域看護師の役割や活動を知る。

専門領域研修参加者の声

専門看護師から直接指導を
受けられるのが魅力

Yさん

様々な治療段階にある患者さんと関わる中で、退院後も医療処置やセルフケアが必要となる場合が多く、入院中から患者さんや家族に指導を行っています。自己学習だけでは足りない知識や技術を学ぶ必要があると考え、院内の専門領域研修に参加しようと思いました。

特にストーマ研修では、ストーマ用品の選択や張り替え時の注意点、予防的なスキンケアを事例から具体的に学ぶことができ、患者指導に活かすことができています。
こうした研修を通して、根拠や専門的知識を学ぶことができるため、自信をもって患者さんへのケアや指導を行う事ができるようになりました。専門看護師から多岐にわたる知識や技術について直接指導を受けられることがこの研修の魅力です。今後も知識や技術の向上を目指し、患者さんに質の高いケアを提供できるように看護師として成長し続けたいと思います。